2008年10月06日

手摺りの彼方

この朝に目が覚めて、しかし起き上がらない。
そのまま寝返りを打ち、ベランダに目をやった。

青空の自由と、この部屋を隔てる手摺り。ぼんやり眺める。


手摺り。
足。


手摺りに立つ。
街を見下ろす。
膝を曲げる。
空を見る。心は晴れやかだ。

風に身を任せる。
瞼を閉じる−−




















そして、点火!

背中の二本のロケットは勢いよく火を噴く。
おお!鉄人28号のようだ。

「あまり前傾してるとカーテンに引火するから、なるべく真っすぐ立つ!」

飛ぶ。ドーンッ!!



あ、お腹空いた。




Posted by おくに at 08:11│Comments(0)
 
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