2007年05月26日
集
夜の海に行った。
今にも雨が降りそうな空模様だからか、わたししかいなかった。
しばらく黙って海を見つめていると、賑やかな男女の集団がやってきて、
突然、花火を始めた。
雰囲気からすると学生のようだ。
「ぎゃー!ぎゃー!」
「わぁー!わぁー!」
「えーっ!ケンゴやめれぇ!」
「危ないだろぉ!はげぇ!」
などと言いながら、とても楽しそうに遊んでいる。
またしばらくすると、今度は女性の二人組がやってきた。
話し方からすると、こちらも学生のよう。
「高校卒業してから遊ばないさ?」
「応援したいけど…」
「一緒に帰ろうって待ってたわけさ…」
「好きだけど…」
と、恋愛相談をしている。
浴びせるような話し方なので、風上はこちらなのに良く聞こえる。
その間、反対側では
「ぎゃー!ぎゃー!」
「わぁー!わぁー!」
「ケンゴぉ!」
「えーっ!熱い熱い!」
ふと気がつくと、わたしの背後に中年の男性が立っていて、
騒ぐ花火集団をジッ…と見つめていた。
彼は何も言わず、ただジッ…と見続けていたが、
不意にプイッと居なくなってしまった。
すると、今度は入れ替わりで二十代中盤
くらいのカップルがやってきた。
彼らは、どこに陣取ろうかと迷いうろうろしていたが、
やがてわたしの近くに腰掛けた。
だが、やはり落ち着かなかったのだろう。
すぐに比較的静かな方、恋愛相談組の向こう側に移動した。
そしてそっちでいちゃいちゃいちゃいちゃ。
おい、雨、何故、降らぬ。
今にも雨が降りそうな空模様だからか、わたししかいなかった。
しばらく黙って海を見つめていると、賑やかな男女の集団がやってきて、
突然、花火を始めた。
雰囲気からすると学生のようだ。
「ぎゃー!ぎゃー!」
「わぁー!わぁー!」
「えーっ!ケンゴやめれぇ!」
「危ないだろぉ!はげぇ!」
などと言いながら、とても楽しそうに遊んでいる。
またしばらくすると、今度は女性の二人組がやってきた。
話し方からすると、こちらも学生のよう。
「高校卒業してから遊ばないさ?」
「応援したいけど…」
「一緒に帰ろうって待ってたわけさ…」
「好きだけど…」
と、恋愛相談をしている。
浴びせるような話し方なので、風上はこちらなのに良く聞こえる。
その間、反対側では
「ぎゃー!ぎゃー!」
「わぁー!わぁー!」
「ケンゴぉ!」
「えーっ!熱い熱い!」
ふと気がつくと、わたしの背後に中年の男性が立っていて、
騒ぐ花火集団をジッ…と見つめていた。
彼は何も言わず、ただジッ…と見続けていたが、
不意にプイッと居なくなってしまった。
すると、今度は入れ替わりで二十代中盤
くらいのカップルがやってきた。
彼らは、どこに陣取ろうかと迷いうろうろしていたが、
やがてわたしの近くに腰掛けた。
だが、やはり落ち着かなかったのだろう。
すぐに比較的静かな方、恋愛相談組の向こう側に移動した。
そしてそっちでいちゃいちゃいちゃいちゃ。
おい、雨、何故、降らぬ。
Posted by おくに at 23:59│Comments(0)