おくに

2007年06月04日 23:59

朝、平良道場で「首里子ユンタ」稽古。
明らかに発声が違う。
発声とはいっても、声量や響きや鳴りなどといった初歩的なもの
のことではない。質というか色のことだ。誰がどう聞いても、
わたしの声は明らかに現代人なんである。
うちで読みをやっていても、これが出来なくて気持ちが悪い。そして、
どこをどうすればああいった声になるのか、またどういった環境
だからそういった声になるのか、考えてやってみるがまだワカラナイ。
まさに、最近の時代劇を観ているような違和感だ。

そういえば数か月前に、とある俳優Mさんが出演している二時間
サスペンスを偶然、観た。
Mさんといえば時代劇、という印象があったので、現代モノでしかも
サスペンスという状況は少し新鮮に感じられた。
で、興味津津で観はじめたのだが…これが、発声が違うのである。
警事の役なのに、岡っ引きの親分のような声質…確かに職業的には
同じなんだろうが、いくらなんでもスーツにネクタイでトレンチ
コートを羽織ってそれはないだろう、と思った。
しかし、わたしがレベルが低いんで分からなかっただけで、もしか
したら上手い人から観れば、それで正しかったのかもしれない。
だから本当はこんなうかつな意見は言えないが、そういうことも
あるんだなぁと思った。

で、声が違う。しかも、役を離れた日常の発声から違うのだから、
ちょいと困難である。
しかし、どうにかしなけりゃあ。
稽古しましょう。